持ってますか? 世界一強い日本のパスポート!!

グローバルソリューション事業部 福田博文

 

 

 

 

 

 

世界一のパスポートと書いたのは、日本政府のパスポートを持っていれば、世界の193ヶ国が査証申請なしで日本人を受け入れてくれるのです。(アメリカは187、中国は81)これを使わないのは宝の持ち腐れ???
コロナ禍で日本のパスポート保持者は15%まで落ち込み中・・・(コロナ前でも35%しかない)

そんな中、熊本ではTSMCの工場に続いて、第2工場もやってくる?と言う黒船来襲に加えて、
台北(桃園)との初の定期便・9月1日からスターラックス航空が就航とおめでたい話題で持ちきり。インバウンドブーム再来へ期待が高まっています。

そんな海外定期便が継続するかどうか?重要な課題は熊本からの搭乗率。
日本はインバウンドや輸出ばかり求めて、自分たちはその飛行機を利用しない・・・その国へ行かない・・・その国のモノを買わない・・・これまで熊本でも繰り返されてきて、何度も運航休止、路線廃止で慌てるパターン。継続には、熊本県民が最低1年に1回はスターラックスで台湾へ行くような仕掛け、その国への関心を高める施策が必要です。
(データ:台湾人平均で1年に2回以上訪日)

もっと身近なところでは、熊本でも多数が働いている外国人技能実習制度が変更。

11分野で居留年数制限撤廃により、家族を母国から呼ぶことも可能となり、永住が始まります。(「宿泊業」「農業」「外食業」「ビルクリーニング業」「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」「自動車整備業」「航空業」「漁業」「飲食料品製造業」等)と言う事で、外国人は観光客と一部の実習生程度だった熊本でも日常生活で外国人が住民となり、外国人と隣人になる可能性や接触機会が飛躍的に増えるので、我々も語学力、その国への理解など準備も必要となります。「郷にいては郷に従え」では日本の未来は哀しいことになります。

さて、コロナ禍後、3年半ぶりにシンガポールへ行ってきました。(当然、仕事)
コロナ禍でも進化しているシンガポールを見て、経済停滞をコロナのせいにしていた日本の
凋落と勢いのなさを痛感しました。それは物価、人件費だけではありません。

1つ目は街並みは見違えるほど進化しています。「オーチャード・ゲートウェイ」と言う巨大モールの出現。もはや暑い日差しの中を歩くことなく、オーチャード通りを歩けてしまうのです。

※写真はイメージ

2つ目は、テレビの「地上波が消滅」という事実。
高速ネットがこれだけ普及すれば、地上波は不要と言うのが分かります。日本も近いうちにそうなることは間違いありません。

3つ目は「地下鉄はチケットもトークンもなく、カードやアプリのみ対応」と言う事。駅には窓口があるが、単に管理要員で、両替、チケットなどの業務はありません。

 

残念なことに日本では自社への顧客取り込みと主導権争いで、数多の決済系カードがガラパゴス化しています。

(地元くまモンカードも熊本でしか使えない寂しい状態)

それが、シンガポールでは、コロナ禍の数年であっさりと非接触決済を導入できる。

これこそが創造的復興です・・・。

遅れながらも県外利用客が多い熊本市電が、VISA決済に対応するようになったので、ようやく前進始めたのかな?
と期待したいところです。

地元にいないとわからない事もありますが、地元を離れてみることで色んなことを感じることができます。
輸出入、観光、労働力など海外展開抜きにはもう考えられない「ふるさとの未来」で生きていくためには必要だと感じます。
仕事でも遊びでも、いつでも海を渡れるように、せめて有効期間が半年以上あるパスポートを持っておきませんか??

※写真はシンガポールフライヤー界隈・・・すぐ右にはF1のメインスタジアム。

ここを中心に街中がF1サーキットに変わります。